Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

return トークン

return トークンには、システムコールの戻り状態 (u_error) とプロセスの戻り値 (u_rval1) が含まれています。次の 3 つのフィールドがあります。

return トークンは、必ずシステムコールに関してカーネルによって生成される監査レコードの一部として返されます。このトークンは、アプリケーションを監査中の終了状態と他の戻り値を示します。

praudit コマンドにより return トークンは次のように表示されます。


return,success,0

次の図に return トークンの形式を示します。

図 26–23 return トークンの形式

この図については、前の本文中で説明しています。