Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

arbitrary トークン

arbitrary トークンは、監査トレール用にデータをカプセル化します。次の 4 つの固定長フィールドと 1 つのデータ配列からなっています。

トークンの残りの部分は、指定された形式の 1 つまたは複数の項目からなっています。praudit コマンドでは、arbitrary トークンは次のように表示されます。


arbitrary,decimal,int,1
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次の図に arbitrary トークンの形式を示します。

図 26–5 arbitrary トークンの形式

この図については、前の本文中で説明しています。

次の表は、出力形式フィールドに指定できる値を示します。

表 26–6 arbitrary トークンの出力形式フィールドの値

値 

動作 

AUP_BINARY

日付が 2 進形式で出力される 

AUP_OCTAL

日付が 8 進形式で出力される 

AUP_DECIMAL

日付が 10 進形式で出力される 

AUP_HEX

日付が 16 進形式で出力される 

AUP_STRING

日付が文字列で出力される 

次の表は、項目サイズフィールドに指定できる値を示します。

表 26–7 arbitrary トークンの項目サイズフィールドの値

値 

動作 

AUR_BYTE

データはバイト単位 (1 バイト) 

AUR_SHORT

データは短い形式の単位 (2 バイト) 

AUR_LONG

データは長い形式の単位 (4 バイト)