Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

auditconfig コマンド

auditconfig コマンドは、監査構成パラメータを取得して設定するためのコマンド行インタフェースを提供します。auditconfig(1M) のマニュアルページを参照してください。auditconfig コマンドには、次のオプションを指定できます。

-chkconf

カーネルイベントとクラスの割り当ての構成を検査し、不一致を報告します。

-conf

カーネルイベントとクラスの割り当てが、audit_event ファイル内の現在の割り当てと一致するように実行時に構成し直します。

-getcond

マシンの監査の状態を取得します。次の表に、応答コード例を示します。

表 26–1 監査状態の例

応答 

意味 

auditing

監査が有効でオンに設定されている 

no audit

監査は有効だが、監査デーモンは動作していない 

disabled

監査が無効になっている 

-setcond condition

マシンの監査状態をauditing または noaudit に設定する

-getclass event_number

指定するイベントが割り当てられている事前選択クラスを取得する

-setclass event_number audit_flags

指定するイベントが割り当てられる事前選択クラスを設定する

-lsevent

現在構成されている (実行時) カーネルとユーザー監査イベント情報を表示する

-getpinfo pid

指定するプロセスの監査 ID、事前選択マスク、端末 ID、監査セッション ID を取得する

-setpmask pid flags

指定するプロセスの事前選択マスクを設定する

-setsmask asid flags

指定する監査セッション ID を持つすべてのプロセスの事前選択マスクを設定する

-setumask auid flags

指定するユーザー監査 ID を持つすべてのプロセスの事前選択マスクを設定する

-lspolicy

監査ポリシーの一覧と、各ポリシーの簡単な説明を表示する

-getpolicy

現在の監査ポリシーフラグを表示する

-setpolicy policy_flag[,policy_flag]

監査ポリシーフラグを、指定するポリシーに設定する (使用する監査ポリシーの決定を参照)