Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

/etc/system ファイル

/etc/system ファイルには、カーネルが初期設定で読み込み、システム動作をカスタマイズするためのコマンドが格納されます。bsmconv および bsmunconv シェルスクリプトは、監査機能を起動および終了するときに使用され、/etc/system ファイルを変更します。bsmconv シェルスクリプトは、/etc/system ファイルに次の行を追加します。


set c2audit:audit_load=1
set abort_enable=0

最初のコマンドは、システムのブート時に、読み込み可能なカーネルモジュール (監査モジュール) c2audit を読み込みます。2 番目のコマンドは、Stop-A を使用不可にします。Stop-A を使用すると、システムを停止して、デバッガが起動し、セキュリティ違反が発生する可能性があります。bsmunconv シェルスクリプトでは、2 つの行を削除し、システムをリブートすると監査が無効になります。