Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

承認を必要とするコマンド

次の表では、承認を使用して Solaris 環境のコマンドオプションを制限する方法を示します。承認も参照してください。

表 20–8 コマンドおよび関連する承認

コマンド 

承認の要件 

at(1)

solaris.jobs.user がすべてのオプションで必要 (at.allow ファイルおよび at.deny ファイルがない場合)

atq(1)

solaris.jobs.admin がすべてのオプションで必要

crontab(1)

ジョブを送信するオプションの場合は、solaris.jobs.user が必要 (crontab.allow および crontab.deny ファイルがない場合)

ほかのユーザーの crontab ファイルを表示または変更する場合は、solaris.jobs.admin が必要

allocate(1) (BSM が有効な場合のみ)

デバイスを割り当てる場合は、solaris.device.allocate (または、device_allocate(4) に指定されている承認) が必要

ほかのユーザーにデバイスを割り当てる場合 (-F オプション) は、solaris.device.revoke (または、device_allocate ファイルに指定されている別承認) が必要

deallocate(1) (BSM が有効な場合のみ)

ほかのユーザーのデバイスの割り当てを解除する場合は、solaris.device.allocate (または device_allocate(1) に指定されている承認) が必要

指定したデバイス (-F オプション) またはすべてのデバイス (-I オプション) の割り当てを強制的に解除する場合は、solaris.device.revoke (または、device_allocate に指定されている承認) が必要

list_devices(1) (BSM が有効な場合のみ)

ほかのユーザーのデバイスを表示する場合 (-U オプション) は、solaris.device.revoke が必要