in.ripngd デーモンは、IPv6 ルーターの RIP 次世代ルーティングプロトコルを実装します。このプロトコルは、IPv6 用の RIP に相当する内容を定義します。RIP は、広く使用されている IPv4 ルーティングプロトコルで、Bellman-Ford 距離ベクトルアルゴリズムに基づいています。表 3–4 は、サポートされているオプションを示します。
表 3–4 in.ripngd デーモンのオプション
オプション |
説明 |
-p n |
n は RIPNG パケットの送受信に使用する代替ポート番号を指定する |
-q |
ルーティング情報を打ち切る |
-s |
デーモンがルーターとして動作している場合でもルーティング情報の提供を強制する |
-P |
ポイズンリバースを打ち切る |
-S |
in.ripngd がルーターとして機能しない場合、各ルーターにはデフォルトのルートだけが指定される |