Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

概要

資源プールは、プロセッサセットの構成やスケジューリングクラスの割り当て (オプション) に対して一貫した構成メカニズムを提供します。

図 10–1 資源プールのフレームワーク

この図は、プールがプロセッサセットとオプションのスケジューリングクラスから構成されていることを示しています。

資源プールは、複数のパーティションをグループ化することにより、ラベル付けされている作業負荷とハンドルを対応付けることができます。/etc/project データベースにある各プロジェクトのエントリは、そのエントリに対応付けられた資源プールを持つことができます。プロジェクトで開始される新しい作業は、適切なプールに結合されます。

資源プールメカニズムは主に、5 つ以上の CPU を搭載する大規模なマシンで使用されます。ただし、小規模なマシンでもこの機能を活用することができます。小規模なマシンでは、重要でない資源パーティションを共有するプールを作成できます。 重要な資源にだけ、専用のプールが使用されます。