Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

クライアント側フェイルオーバーを使用する方法

  1. スーパーユーザー、またはそれと同等の役割になります。

    役割については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「特権付きアプリケーションの使用」を参照してください。

  2. NFS クライアント上で、ro オプションを使用してファイルシステムをマウントします。

    コマンド行からも、オートマウンタを使用しても、または /etc/vfstab ファイルに次のようなエントリを追加することによってもマウントできます。


    bee,wasp:/export/share/local  -  /usr/local  nfs  -  no  -o ro

    この構文は古いバージョンのオートマウンタでも指定できましたが、フェイルオーバー機能が使用できるのはサーバーが選択されているときだけで、ファイルシステムがマウントされるときには使用できませんでした。


    注 –

    NFS プロトコルの異なるバージョンを実行する複数のサーバーを、コマンド行や vfstab のエントリに混在させないでください。NFS バージョン 2 プロトコルとバージョン 3 プロトコルをサポートしているサーバーを混在して使用できるのは、autofs を使用する場合だけです。autofs では、バージョン 2 またはバージョン 3 のサーバーの最適なサブセットが使用されます。