Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

直接マップの修正方法

  1. マップを変更する権限を持つユーザーとしてログインします。

  2. nistbladm コマンドを使用して、直接マップに対する変更点の追加または削除を行います。

    Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)』を参照してください。

  3. 手順 1 でマウントポイントエントリの追加または削除を行なった場合は、automount コマンドを実行します。

  4. マップを変更したことを他のユーザーに通知します。

    他のユーザーがコンピュータ上でスーパーユーザーとして automount コマンドを実行できるように、通知が必要になります。


    注 –

    既存の直接マップエントリの内容の変更だけを行なった場合は、automount コマンドを実行する必要はありません。


    たとえば、異なるサーバーから /usr/src ディレクトリがマウントされるように auto_direct マップを修正するとします。/usr/src がその時点でマウントされていない場合、/usr/src にアクセスするとすぐにその新しいエントリが反映されます。/usr/src がその時点でマウントされている場合、オートアンマウントが実行されるまで待ちます。その後、アクセスが可能になります。


    注 –

    できるだけ間接マップを使用してください。間接マップは構築が容易であり、コンピュータのファイルシステムへの要求が少なくて済みます。また、間接マップは直接マップよりもマウントテーブル内のスペースを必要としません。