Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

CasheFS を使用して NFS ファイルシステムにアクセスする方法

  1. スーパーユーザー、またはそれと同等の役割になります。

    役割については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「特権付きアプリケーションの使用」を参照してください。

  2. cfsadmin コマンドを実行して、ローカルディスク上にキャッシュディレクトリを作成します。


    # cfsadmin -c /var/cache
    
  3. 任意のオートマウンタマップに cachefs エントリを追加します。

    たとえば、次に示すエントリをマスターマップに追加して、すべてのディレクトリがキャッシュされます。


    /home auto_home -fstype=cachefs,cachedir=/var/cache,backfstype=nfs

    以下のエントリを auto_home マップに追加すると、rich という名称のユーザーのホームディレクトリのキャッシュだけが行われます。


    rich -fstype=cachefs,cachedir=/var/cache,backfstype=nfs dragon:/export/home1/rich

    注 –

    後から検索されるマップ内のオプションは、先に検索されたマップ内のオプションを無効にします。そのため、最後に検出されたオプションが使用されます。前述の例では、auto_home マップに追加されたエントリにマスターマップのオプションを含むのは、変更が必要なオプションがあった場合だけです。