Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

sendmail で DNS を使用する方法

DNS ネームサービスは、個別の別名をサポートしません。このネームサービスは、MX (メール交換局) レコードおよび CNAME レコードを使用するホストまたはドメインの別名をサポートします。ホスト名とドメイン名は両方またはいずれか一方を DNS データベースで指定できます。sendmail と DNS の詳細については、第 26 章「メールサービス (リファレンス)」sendmail とネームサービスの相互作用、または『Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)』を参照してください。

  1. スーパーユーザーになるか、またはそれと同等の役割になります。

    役割については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「特権付きアプリケーションの使用」を参照してください。

  2. DNS ホストルックアップ機能を有効にします (NIS のみ)。

    /etc/nsswitch.conf ファイルを編集し、dns フラグを含む hosts の定義から # を削除します。DNS ホスト別名を使用するには、次の例に示すように、ホストエントリに dns フラグが含まれている必要があります。


    # grep hosts /etc/nsswitch.conf
    #hosts:     nisplus [NOTFOUND=return] files
    hosts:      dns nisplus [NOTFOUND=return] files
  3. mailhostmailhost.domain エントリを確認します。

    nslookup を使用して、mailhostmailhost.domain のエントリが DNS データベースに存在することを確認します。詳細は、nslookup(1M) のマニュアルページを参照してください。