Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

/etc/mail ディレクトリの内容

次の表に、/etc/mail ディレクトリの内容を示します。

名前 

形式 

説明 

Mail.rc

ファイル 

mailtool ユーザーエージェントのデフォルトの設定値

aliases

ファイル 

メール転送情報 

aliases.db

ファイル 

newaliases の実行によって作成されるデフォルトのバイナリ形式のメール転送情報

aliases.dir

ファイル 

newaliases の実行によって作成されるバイナリ形式のメール転送情報まだ使用できるが、Solaris 9 ではデフォルトで使用されない

aliases.pag

ファイル 

newaliases の実行によって作成されるバイナリ形式のメール転送情報まだ使用できるが、Solaris 9 ではデフォルトで使用されない

mailx.rc

ファイル 

mailx ユーザーエージェントのデフォルトの設定値

main.cf

ファイル 

メインシステム用の構成ファイルの例 

relay-domains

ファイル 

リレーを許容するすべてのドメインのリスト。デフォルトでは、ローカルドメインだけが使用できる 

sendmail.cf

ファイル 

メールルーティング用の構成ファイル 

submit.cf

ファイル 

メール送信プログラム (MSP) のための新しい構成ファイル。詳細は、新しい構成ファイル submit.cf を参照

local-host-names

ファイル 

メールホスト用の別名の数が多すぎるときに作成可能なオプションファイル 

helpfile

ファイル 

SMTP HELP コマンドで使用するヘルプファイル

sendmail.pid

ファイル 

リスニングデーモンの PID をリストし、現在は /var/run にあるファイル

sendmail.st

ファイル 

sendmail 統計ファイル。このファイルが存在すると、sendmail は各メールプログラムのトラフィック量をログに記録する

subsidiary.cf

ファイル 

サブシステム用の構成ファイルの例 

trusted-users

ファイル 

特定のメール操作を実行するための信頼を与えられたユーザーをリストするファイル (各行 1 ユーザー)。デフォルトでは、root だけがこのファイルに入っている。信頼されていないユーザーが特定のメール操作を実行すると、X-Authentication-Warning: header being added to a message という警告が生成される