Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

unshare

このコマンドを使用すると、以前に使用可能な状態になっていたファイルシステムを、クライアントがマウントできないようにします。unshare コマンドを使用すると、share コマンドで共有したファイルシステムや、/etc/dfs/dfstab で自動的に共有しているファイルシステムが共有できないようになります。unshare コマンドを使って dfstab ファイルを使って共有していたファイルシステムの共有を解除する場合は、注意が必要です。一度実行レベル 3 を終了し再度実行レベル 3 を実行すると、ファイルシステムは再度共有されます。実行レベル 3 を終了しても変更内容を継続させるには、そのファイルシステムを dfstab ファイルから削除しなければなりません。

NFS ファイルシステムの共有を解除している場合、クライアントから既存マウントへのアクセスは禁止されます。クライアントにはファイルシステムがまだマウントされている可能性がありますが、ファイルにはアクセスできません。

unshare コマンドの使用

次のコマンドでは、指定したファイルシステムの共有が解除されます。


# unshare /usr/src