パッチ管理ツールのインストールや署名付きパッチの追加に関する問題は、システム上のさまざまなログファイルから特定できます。
デフォルトでは、PatchPro はシステムログファイルにメッセージを書き込みます。システムログファイルの場所は、syslog 構成ファイル /etc/syslog.conf で確認できます。PatchPro 構成ファイル /opt/SUNWppro/etc/patchpro.conf の patchpro.log.file プロパティを更新することにより、PatchPro がローカルファイルシステム上の別のファイルにメッセージを書き込むように設定できます。
たとえば、/var/tmp/patchpro.log ファイルにメッセージを書き込むためには、patchpro.log.file プロパティの値を /var/tmp/patchpro.log に設定します。
次の表を使って、パッチ管理ツールや署名付きパッチのインストール時の障害情報を格納するログファイルを特定します。
ログファイル |
説明 |
---|---|
/var/tmp/ppro_install_log. nnn |
PatchPro パッケージやパッチのインストールが成功したかどうかを示す |
/var/tmp/log/patchpro.log |
さまざまなパッチツールで署名付きパッチを追加したときに発生した問題を示す |
/var/adm/messages |
さまざまなパッチツールで署名付きパッチを追加したとき、またはパッチツールが正しく初期化されなかったときに発生した問題を示す |
Solaris 9 システム上の Solaris 管理コンソールのログビューア |
Solaris 管理コンソールのパッチツールを使って署名付きパッチを正しく追加できたかどうかを示す |