スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
必要に応じて、LOFS ファイルシステムとしてマウントするディレクトリを作成します。
# mkdir loopback-directory |
新しく作成したディレクトリに対して、適切なアクセス権と所有権を設定します。
必要に応じて、LOFS ファイルシステムをマウントするマウントポイントを作成します。
# mkdir /mount-point |
LOFS ファイルシステムをマウントします。
# mount -F lofs loopback-directory /mount-point |
loopback-directory |
ループバックマウントポイントにマウントするファイルシステムを指定する。 |
/mount-point |
LOFS ファイルシステムをマウントするディレクトリを指定する。 |
LOFS ファイルシステムがマウントされていることを確認します。
# mount -v |
次の例は、新しいソフトウェアを、実際にはインストールしないで、ループバックファイルシステムとして /new/dist ディレクトリに作成、マウント、およびテストする方法を示しています。
# mkdir /tmp/newroot # mount -F lofs /new/dist /tmp/newroot # chroot /tmp/newroot newcommand |
ブート時にシステムが自動的に LOFS ファイルシステムをマウントするように設定するには、/etc/vfstab ファイルの最後にエントリを追加します。次の例は、ルート (/) ファイルシステムの LOFS ファイルシステムを /tmp/newroot にマウントする /etc/vfstab ファイルのエントリを示しています。
/ - /tmp/newroot lofs - yes - |
ループバックファイルシステムのエントリは、/etc/vfstab ファイル内の最後のエントリでなければなりません。ループバックファイルシステムの /etc/vfstab エントリが、そこに組み込まれるファイルシステムよりも前にあると、ループバックファイルシステムをマウントできません。
/etc/vfstab ファイルの詳細は、/etc/vfstab ファイルのフィールドの説明を参照してください。