スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
不正なスーパーブロックがルート (/) または /usr ファイルシステム内にあるかどうかを調べ、次のどちらかの操作を実行します。
不正なスーパーブロックがルート (/) または /usr ファイルシステム内にある場合は、システムをいったん停止し、ネットワークまたはローカル接続された CD からブートします。
ローカル接続された CD からブートする場合は、次のコマンドを使用します。
ok boot -s cdrom |
ブートサーバーまたはインストールサーバーがすでに設定済みのネットワークからブートする場合は、次のコマンドを使用します。
ok boot -s net |
システムを停止する方法については、SPARC: 復元を目的としてシステムを停止する方法または x86: 復元を目的としてシステムを停止する方法を参照してください。
不正なスーパーブロックがルート (/) または /usr ファイルシステム内にない場合は、損傷したファイルシステム以外のディレクトリに移動し、ファイルシステムをマウント解除します。
# umount /mount-point |
次の手順では、必ず newfs -N オプションを使用してください。-N オプションを省略すると、新しい空のファイルシステムが作成されます。
newfs -N コマンドを使用して、スーパーブロックの値を表示します。
# newfs -N /dev/rdsk/device-name |
このコマンドの出力には、newfs コマンドによってファイルシステムが作成されたときに、スーパーブロックのコピーとして使用されることになったブロック番号が表示されます。カスタマイズされたファイルシステムを作成する方法については、カスタムファイルシステムパラメータを参照してください。
fsck コマンドを使用して、代替スーパーブロックを指定します。
# fsck -F ufs -o b=block-number /dev/rdsk/device-name |
fsck コマンドは、指定された代替スーパーブロックを使用して、一次スーパーブロックを復元します。いつでも代替ブロックとして 32 を試すことができます。また、newfs -N コマンドで表示された代替ブロックを使用することもできます。
次の例は、スーパーブロックのコピー 5264 を復元する方法を示しています。
# newfs -N /dev/rdsk/c0t3d0s7 /dev/rdsk/c0t3d0s7: 163944 sectors in 506 cylinders of 9 tracks, 36 sectors 83.9MB in 32 cyl groups (16 c/g, 2.65MB/g, 1216 i/g) super-block backups (for fsck -b #) at: 32, 5264, 10496, 15728, 20960, 26192, 31424, 36656, 41888, 47120, 52352, 57584, 62816, 68048, 73280, 78512, 82976, 88208, 93440, 98672, 103904, 109136, 114368, 119600, 124832, 130064, 135296, 140528, 145760, 150992, 156224, 161456, # fsck -F ufs -o b=5264 /dev/rdsk/c0t3d0s7 Alternate superblock location: 5264. ** /dev/rdsk/c0t3d0s7 ** Last Mounted on ** Phase 1 - Check Blocks and Sizes ** Phase 2 - Check Pathnames ** Phase 3 - Check Connectivity ** Phase 4 - Check Reference Counts ** Phase 5 - Check Cyl groups 36 files, 867 used, 75712 free (16 frags, 9462 blocks, 0.0% fragmentation) /dev/rdsk/c0t3d0s7 FILE SYSTEM STATE SET TO OKAY ***** FILE SYSTEM WAS MODIFIED ***** # |