Solaris のシステム管理 (基本編)

ファイルシステムのマウントとマウント解除に使用するコマンド

表 40–1 に、ファイルシステムのマウントとマウント解除に使用する /usr/sbin ディレクトリ内のコマンドを示します。

表 40–1 ファイルシステムのマウントとマウント解除に使用するコマンド

コマンド 

マニュアルページ 

説明 

mount

mount(1M)

ファイルシステムとリモートリソースをマウントする。 

mountall

mountall(1M)

/etc/vfstab ファイルに指定されているすべてのファイルシステムをマウントする。マルチユーザー実行状態になるときに、mountall コマンドが自動的に実行される。

umount

mount(1M)

ファイルシステムとリモートリソースをマウント解除する。 

umountall

mountall(1M)

/etc/vfstab ファイルに指定されているすべてのファイルシステムをマウント解除する。

mountmountall の各コマンドは、不整合が認められた読み取り/書き込み用のファイルシステムはマウントしません。mount または mountall コマンドからエラーメッセージが表示される場合は、ファイルシステムをチェックする必要があります。ファイルシステムをチェックする方法については、第 43 章「UFS ファイルシステムの整合性チェック (手順)」を参照してください。

umountumountall の各コマンドは、使用中のファイルシステムはマウント解除しません。ファイルシステムは、次の場合に使用中であるとみなされます。