Solaris のシステム管理 (基本編)

応答ファイルの使用

応答ファイルには、「対話型パッケージ」で尋ねられる特定の質問に対するユーザーの応答が格納されます。対話型パッケージには、パッケージをインストールする前にいくつかの質問 (たとえば、パッケージのオプションをインストールするかどうかなど) をユーザーに尋ねるrequest スクリプトが格納されています。

インストールするパッケージが対話型パッケージであることがインストール前にわかっていて、さらにそのパッケージをこの先インストールするときにユーザーの対話操作を省略できるように応答を格納しておきたい場合は、pkgask コマンドを使用してユーザーの応答を保存できます。このコマンドの詳細については、pkgask(1M) のマニュアルページを参照してください。

request スクリプトが尋ねる質問への応答を格納した後は、pkgadd -r コマンドを使用して、ユーザーの対話操作なしにパッケージをインストールすることができます。