Solaris 9 インストールガイド

作業マップ: カスタム JumpStart インストールの準備

表 23–1 作業マップ: カスタム JumpStart インストールの準備

作業 

説明 

参照先 

旧バージョンの Solaris ソフトウェアがシステム上にインストールされている場合は、システムをアップグレードする方法を決定する 

システムに以前の Solaris リリースがインストールされている場合は、システムをどのようにアップグレードするかを決める必要があります。システムアップグレードの前と後に実施すべき作業を明確にしておいてください。計画を立てることによって、プロファイル、begin スクリプト、finish スクリプトなどの作成が容易になります。 

第 8 章「Solaris オペレーティング環境のアップグレード」

JumpStart ディレクトリを作成する 

 

サーバーの場合

ネットワーク接続されたシステムに対してカスタマイズ JumpStart インストールを実行する場合は、プロファイルサーバーを作成する必要があります。プロファイルサーバーには、カスタム JumpStart ファイル用の JumpStart ディレクトリが入っています。 

ネットワーク上のシステム用のプロファイルサーバーの作成

フロッピーディスクの場合

ネットワークに接続されていないシステムに対して JumpStart インストールを実行する場合は、プロファイルフロッピーディスクを作成する必要があります。プロファイルフロッピーディスクには、カスタム JumpStart ファイルが入っています。 

スタンドアロンシステム用のプロファイルフロッピーディスクの作成

ルールを rules ファイルに追加する

各システムグループまたは単一のシステムをどのようにインストールするか決定した後で、インストールする各グループに対してルールを作成します。各ルールは、1 つ以上のシステム属性に基づいてグループを識別し、それぞれのグループを 1 つのプロファイルにリンクします。 

rules ファイルの作成

ルールごとにプロファイルを作成する 

プロファイルは、どのように Solaris ソフトウェアをシステムにインストールするか (たとえば、どのソフトウェアグループをインストールするか) を定義するテキストファイルです。すべてのルールはプロファイルを指定して、ルールが一致したときにシステムがどのようにインストールされるかを定義します。通常は、ルールごとに異なるプロファイルを作成しますが、複数のルールで同じプロファイルを使用することも可能です。 

プロファイルの作成

(省略可能) プロファイルをテストする 

プロファイルの作成後、pfinstall(1M) コマンドを使用すれば、プロファイルを使用してシステムをインストールまたはアップグレードする前に、プロファイルをテストできます。

プロファイルのテスト

rules ファイルの妥当性を検査する

rules.ok ファイルは、rules ファイルから生成されたファイルで、JumpStart プログラムがプロファイルを使用してインストールするシステムを一致させるために使用されます。rules ファイルの妥当性を検査するには、check スクリプトを使用する必要があります。

rules ファイルの妥当性を検査する