Solaris 9 インストールガイド

Solaris Live Upgrade 非アクティブブート環境の要件

Solaris Live Upgrade を使用したり、新しいブート環境を作成する場合には、次の項目に従って問題の発生を防止してください。

ファイルの作成や変更、削除に対する要件はさまざまなコマンドで検証できます。たとえば、パッケージが正しく動作するかどうかを dircmpfssnap コマンドを使って検証できます。さらに、ps コマンドでは、パッケージによりデーモンの開始や停止が行われていないことを確認することによってデーモンに対する要件準拠を確認できます。trusspkgadd -v、および pkgrm コマンドで、パッケージインストールの実行要件に準拠しているかどうかを確認できます。ただし、これが常に機能するとはかぎりません。次の例では、truss コマンドは、読み取り専用ディレクトリおよび $TEMPDIR へのアクセス情報をすべて除外し、指定された非アクティブブート環境以外のディレクトリへの読み取り専用でないアクセス情報のみを表示します。


# TEMPDIR=/a; export TEMPDIR
# truss -t open /usr/sbin/pkgadd -R ${TEMPDIR} SUNWvxvm \
2>&1> /dev/null | grep -v O_RDONLY | grep -v \
'open("'${TEMPDIR}

このセクションで示したコマンドの詳細は、dircmp(1)fssnap(1M)ps(1)truss(1)pkgadd(1M)pkgchk(1M)、または pkgrm(1M) のマニュアルページを参照してください。