アーカイブが FTP サーバーに格納されている場合は、archive_location プロファイルキーワードに次の構文を使用します。
archive_location ftp://user_name:password@server_name:port path/filename optional_keywords |
user_name:password |
プロファイルファイルにおいて、FTP サーバーにアクセスするために必要なユーザー名とパスワードです。 |
server_name |
アーカイブを格納するサーバーの名前です。server_name は、ポート番号でも、実行時に決定されるポート番号を持つ TCP サービスの名前でもかまいません。 |
port |
オプションのポートです。ポートを指定しない場合、フラッシュインストールユーティリティはデフォルトの FTP ポート番号 21 を使用します。 |
path |
指定したサーバーから取得するアーカイブの場所です。このパスに $HOST を含めると、フラッシュインストールユーティリティは $HOST をインストール先のクローンシステムの名前に置き換えます。 |
filename |
フラッシュアーカイブファイルの名前です。 |
optional_keywords |
フラッシュアーカイブを FTP サーバーから取得するときに指定できるオプションのキーワードです。 |
表 28–4 archive_location ftp で使用可能なオプションのキーワード
キーワード |
値の定義 |
---|---|
timeout min |
timeout キーワードには、FTP サーバーからのデータ受信を待機する最長の時間を分単位で指定できます。この時間に達すると、接続が切断されて、再接続が行われ、タイムアウトが発生した地点から再開されます。timeout 値として 0 (ゼロ) を指定すると、何も起きないため再接続されません。 タイムアウトによる再接続が発生すると、フラッシュインストールユーティリティはアーカイブを取得した最後の位置からインストールの再開を試みます。この位置でのインストールの再開が不可能な場合、アーカイブの初めから再度データの取得が行われ、タイムアウト前に取得されたデータは破棄されます。 |
proxy host:port |
proxy キーワードを使用して、プロキシホストとプロキシポートを指定できます。プロキシホストを使用すると、ファイアウォール越しにフラッシュアーカイブを取得できます。proxy キーワードを指定する場合は、プロキシポートを指定する必要があります。 |
例:
archive_location ftp://user1:secret@silver/archives/usrarchive.flar timeout 5