実行時リンカーは、実行パス (DT_RUNPATH または DT_RPATH)、フィルタ (DT_FILTER)、または補助フィルタ (DT_AUXILIARY) 内で使用される場合は、ストリングトークン $ISALIST を置換します。
$ISALIST – このプラットフォームで実行可能なネイティブの命令セットに展開する (isalist(1) マニュアルページを参照)。このトークンを含むパス名は、使用可能な各命令セットに置き換えられる。このトークンの展開については、命令セット固有の共有オブジェクト を参照。
上記で指定されたパス内あるいは依存関係 (DT_NEEDED) エントリ内で実行時リンカーが使用されると、その実行時リンカーは次のストリングトークンを置き換えます。
$ORIGIN – オブジェクトの読み込み元ディレクトリを指定する。このトークンは通常、単独のバンドルされていないパッケージ内に依存関係を配置する場合に使用される。このトークンの展開については、関連する依存関係の配置 を参照。
$OSNAME – オペレーティングシステムの名前に展開する (uname(1) マニュアルページの -s オプションを参照)。このトークンの展開については、プラットフォーム固有の共有オブジェクト を参照。
$OSREL – オペレーティングシステムのリリースに展開する (uname(1) マニュアルページの -r オプションを参照)。このトークンの展開については、プラットフォーム固有の共有オブジェクト を参照。
$PLATFORM – 現在のマシンの現在のプロセッサタイプに展開する (uname(1) マニュアルページの -i オプションを参照)。このトークンの展開については、プラットフォーム固有の共有オブジェクト を参照。