MIME キーファイルは、ユーザーインターフェイスで使用される MIME タイプに関する情報を提供します。 たとえば、MIME キーファイルは、MIME タイプの説明を提供し、その MIME タイプのファイルを表すアイコンを指定します。
以下の例は、MIME キーファイルのサンプルを示しています。
text/html description=HTML page icon_filename=gnome-text-html default_action_type=application short_list_application_ids_for_novice_user_level=mozilla,netscape,galeon category=Documents/World Wide Web
MIME キーファイル内のキーは、タブ文字 (\t) を使用してインデントする必要があります。
表 4–2 は、MIME キーファイルで最も重要なキーについて説明しています。通常、description キーと category キーは使用しているシステム環境に対応します。
表 4–2 MIME キーファイル内のキー| キー | 説明 | 
|---|---|
| can_be_executable | この MIME タイプのファイルが実行可能かどうかを指定します | 
| description | MIME タイプの説明。この説明は、ファイルマネージャおよびほかのアプリケーションで表示できます | 
| icon_filename | MIME タイプを表すアイコンのファイル名を指定します。ファイル名へのパス、あるいはファイル拡張子は指定しません このアイコンは、ファイルマネージャおよびほかのアプリケーションで表示できます | 
| default_action_type | この MIME タイプのファイルを開いたときに行われる動作のカテゴリを指定します。ほとんどのアプリケーションのこの MIME タイプに、application を指定します | 
| short_list_application_ids _for_novice_user_level | この MIME タイプのファイルを開くときに使用するアプリケーションを指定します。優先順に 1 つ以上のアプリケーションを指定します。アプリケーションは、アプリケーションレジストリに登録する必要があります | 
| category | MIME タイプのカテゴリを指定します。このキーの値は、ファイルタイプとプログラム設定ツール内の MIME タイプの場所を決定します |