UFS で mount コマンドに noatime オプションと logging オプションを同時に使用すると、inode が書き込まれないためにファイルシステムが破壊される可能性があります。この場合、次のようなメッセージが表示されます。
/mnt: unexpected allocated inode 1783, run fsck(1M)... /zoot: unexpected free inode 5674, run fsck(1M)... |
回避方法: 次の手順を実行してください。
mount コマンドに noatime オプションおよび logging オプションを使用しているファイルシステムを判別します。
% mount | grep noatime | grep logging |
/etc/vfstab を編集して、logging オプションを使用しているすべてのファイルシステムから noatime オプションを削除します。
logging オプションと noatime オプションを使用してマウントされたすべてのファイルシステムをマウント解除して、それぞれに fsck コマンドを実行します。
logging オプションと noatime オプションを使用して以前にマウントされていたけれども、現在はマウント解除されているすべてのファイルシステムに対して fsck コマンドを実行します。
fsck コマンドを実行すると、下記のようなメッセージが表示されます。
8016 DUP I=646 EXCESSIVE DUP BLKS I=7404 INCORRECT BLOCK COUNT I=7407 DUP/BAD I=646 OWNER=root MODE=100644 ZERO LENGTH DIRECTORY I=3807 BAD/DUP FILE I=575 OWNER=root MODE=100644 BAD/DUP DIRECTORY I=3807 OWNER=root MODE=40755 LINK COUNT DIR I=3806 OWNER=root MODE=40755 LINK COUNT FILE I=25084 OWNER=host1 MODE=100644 FREE BLK COUNT(S) WRONG IN SUPERBLK |