デフォルトでは、Solaris インストールプログラムは、利用可能な最初のディスクシリンダ (SPARC システムでは通常シリンダ 0) でスワップが開始されるようにスワップ領域を割り当てます。この配置により、デフォルトのディスクレイアウトでルート (/) ファイル システムに最大の容量を確保し、アップグレード時にルート (/) ファイルシステムを拡張できます。インストールプログラムによるディスクスライスの自動レイアウトを選択し、スワップファイルのサイズを手作業で変更しなければ、Solaris インストールプログラムはデフォルトのスワップ領域 (512M バイト) を割り当てます。
将来スワップ領域を拡張することを考えている場合、次のいずれかの手順を実行してスワップスライスを配置することにより、別のディスクシリンダでスワップスライスを開始できます。
Solaris Web Start および Solaris suninstall プログラムの場合、シリンダモードでディスクレイアウトをカスタマイズして、スワップスライスを目的の位置に手動で割り当てることができます。
Solaris カスタム JumpStart インストールプログラムの場合、プロファイルファイル内でスワップスライスを割り当てることができます。Solaris Custom JumpStart プロファイルファイルの詳細は、プロファイルの作成を参照してください。
スワップ領域の概要については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「追加スワップ空間の構成 (手順)」を参照してください。