le0: No carrier - transceiver cable problem
システムがネットワークに接続されていない。
対処方法:ネットワークに接続されていないシステムの場合は、このメッセージは無視してください。ネットワークに接続されているシステムの場合は、Ethernet が正しく接続されているかどうか確認してください。
The file just loaded does not appear to be executable
ブート用の適切な媒体が見つからない。
対処方法:インストールサーバーからネットワークを介して Solaris 9 をインストールするように正しく設定されているか確認します。たとえば、設定時のシステムのプラットフォームグループの指定が正しいか確認します。
あるいは、Solaris 9 DVD または Solaris 9 SOFTWARE 1 of 2、 Solaris 9 SOFTWARE 2 of 2 CD、および Solaris 9 LANGUAGES CD のイメージをインストールサーバーにコピーしなかった場合は、インストールサーバー上の Solaris 9 DVD または Solaris 9 SOFTWARE 1 of 2 CD がマウントされていて、アクセスできることを確認します。
boot: cannot open /kernel/unix(SPARC システムのみ)
PROM の boot- file の値を明示的に /kernel/unix に指定したときに発生するエラー。
対処方法:PROM の boot-file の値を (無指定) に設定変更します。
diag-switch が off と true に設定されているか確認します。
Can't boot from file/device
インストールメディアがブート可能なメディアを見つけることができません。
対処方法:次の条件が満たされているか確認します。
DVD-ROM または CD-ROM ドライブがシステムに適切に取り付けられ、電源が入っている。
Solaris 9 DVD または Solaris 9 SOFTWARE 1 of 2 CD がドライブに挿入されている。
ディスクに傷や埃が付いていない。
WARNING: clock gained xxx days -- CHECK AND RESET DATE! (SPARC システムのみ)
これは参考情報です。
対処方法:メッセージは無視して、インストールを継続してください。
Not a UFS file system (x86 システムのみ)
Solaris 9 ソフトウェアをインストールしたとき (Solaris suninstall プログラムまたはカスタム JumpStart を使って)、ブートドライブを選択しなかった。Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) (x86 版) を使用するか、BIOS を編集してシステムをブートする必要がある。
対処方法:Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) (x86 版) をシステムのブートフロッピーディスクドライブ (通常はドライブ A) に挿入します。Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) (x86 版) へのアクセスの詳細は、x86: Solaris 9 Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) と PXE へのアクセスを参照してください。
ブート可能なメディアを使用できない場合、BIOS を編集してブート可能にしてください。詳細は、BIOS のマニュアルを参照してください。
The Solaris Installer could not find a disk that meets the criteria found in the Install documentation. Please see the documentation for more info. (x86 システムのみ)
Solaris 9 INSTALLATION CD (x86 版) からブートしようとした。システムが LBA をサポートしないため、Solaris 9 INSTALLATION CD を使用できない。
対処方法:CD のネットイメージ、DVD、または Solaris 9 SOFTWARE 1 of 2 CD (x86 版) を使用してインストールします。
システムがブートしない。
初めてカスタム JumpStart サーバーを設定する場合、エラーメッセージを返さないブート問題が発生することがあります。システムについての情報およびシステムがどのようにブートするかを調べるには、-v オプションを指定してブートコマンドを実行してください。-v オプションを使用すると、ブートコマンドは画面に詳しいデバッグ情報を表示します。
このフラグを指定しなくてもメッセージは出力されますが、システムのログファイルが出力先となります。詳細は、syslogd(1M) を参照してください。
SPARC システムの場合、ok プロンプトで次のコマンドを入力します。
ok boot net -v - install |
b - -v install |
Toshiba SD—M 1401 DVD-ROM が搭載されたシステムで DVD メディアからのブートが失敗する
使用しているシステムにファームウェアバージョン 1007 の Toshiba SD-M1401 DVD-ROM が搭載されている場合、システムは Solaris 9 DVD からブートできません。
対処方法:111649–03 以降のパッチを適用して Toshiba SD-M1401 DVD-ROM ドライブのファームウェアを更新します。パッチ 111649–03 は、Solaris 9 Supplement CD に入っています。
Solaris 9 INSTALLATION CD からインストールする場合、Solaris 9 ルートスライスはディスクの最初の 1024 シリンダ内になければならない。
対処方法:デフォルトブートディスクの BIOS および SCSI ドライバが、LBA (Logical Block Addressing) をサポートしている必要があります。LBA により、1024 シリンダの制限を超えるマシンのブートや、複数の Solaris スライスにまたがるマシンのブートが可能になります。システムが LBA をサポートするかどうかを調べるには、表 2–4 を参照してください。システムが LBA をサポートしない場合、CD ではなく、ネットイメージからブートしてください。
メモリー増設用以外の PC カードを挿入すると、システムがハングまたはパニックを起こす。(x86 システムのみ)
メモリー増設用以外の PC カードは、他のデバイスが使用するのと同じメモリーリソースを使用できません。
対処方法:この問題を解決するには、PC カードのマニュアルを参照してアドレス範囲を確認してください。
ブート前の段階で、Solaris 9 Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) (x86 版) が、システムの IDE BIOS プライマリドライブを検出できなかった。(x86 システムのみ)
古いドライブを使用している場合、サポートされていないことがあります。ハードウェアのマニュアルを参照してください。
リボンと電源ケーブルが正しく接続されているか確認します。ハードウェアのマニュアルで確認してください。
1 台のドライブだけがコントローラに接続されている場合、ジャンパを設定して、そのドライブをマスタードライブとして指定します。一部のドライブでは、単一マスター用のジャンパ設定が、スレーブといっしょに動作するマスター用のジャンパ設定と異なる場合があります。未使用のコネクタがケーブルの終端にあるときに発生する信号障害を抑制するために、ケーブルの終端にあるコネクタにドライブを接続します。
2 台のドライブがコントローラに接続されている場合、1 台目のドライブをマスター (またはスレーブといっしょに動作するマスター) としてジャンパ設定して、2 台目のドライブをスレーブとしてジャンパ設定します。
1 台目のドライブがハードディスクで、2 台目のドライブが CD-ROM ドライブの場合、ジャンパを設定して、そのドライブをスレーブドライブとして指定します。ドライブがケーブルのどのドライブコネクタに接続されていてもかまいません。
単一のコントローラ上の 2 つのドライブで問題が継続して発生する場合、一度に 1 つのドライブを接続して、各ドライブの動作を確認します。ドライブをマスターまたは単一マスターとしてジャンパ設定して、IDE リボンケーブルの終端にあるドライブコネクタを使用してドライブを接続します。各ドライブが動作することを確認して、次にドライブをもう一度マスターとスレーブの構成にジャンパ設定します。
ドライブがディスクドライブの場合、BIOS 設定画面を使用して、ドライブタイプ (シリンダ、ヘッド、セクターの数を示す) が正しく構成されていることを確認します。一部の BIOS ソフトウェアは、ドライブタイプを自動的に検出する機能を持っています。
ドライブが CD-ROM ドライブの場合、BIOS 設定画面を使用して、ドライブタイプを CD-ROM ドライブとして構成します (BIOS ソフトウェアがこの機能を持っている場合のみ)。
ほとんどのシステムでは、MS-DOS CD-ROM ドライバがインストールされている場合、IDE の CD-ROM ドライブは MS-DOS でしか認識されません。別のドライブで試してみてください。
ブート前の段階で、Solaris 9 Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) (x86 版) が、システムの IDE ディスクまたは CD-ROM ドライブを検出できない。(x86 システムのみ)
ディスクが BIOS で無効にされている場合は、Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) (x86 版) フロッピーディスクを使用して、ハードディスクからブートします。Solaris 9 Device Configuration Assistant へのアクセスの詳細は、x86: Solaris 9 Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) と PXE へのアクセスを参照してください。
システムがディスクを持っていない場合は、ディスクレスクライアントにします。
システムがプロンプトを出す前にハングする。(x86 システムのみ)
サポートされていないハードウェアです。ハードウェアのマニュアルを参照してください。
WARNING: getfile: RPC failed: error 5 (RPC Timed out).
インストールクライアントのブート要求に対して、ネットワーク上の複数のサーバーが応答したときに発生するエラー。インストールクライアントの接続先のブートサーバーが間違っているため、インストールは停止する。次の原因が考えられる。
原因:1 このインストールクライアントが登録された /etc/bootparams ファイルが複数のサーバーに存在する。
対処方法:1 ネットワーク上の複数のサーバーの /etc/bootparams ファイルにインストールクライアントが登録されていないか調べます。複数のサーバーに登録がされている場合は、インストールに使用するインストールサーバー(またはブートサーバー)以外のサーバーの /etc/bootparams ファイルから登録を削除します。
原因:2 複数の /tftpboot または /rplboot ディレクトリにこのインストールクライアントが登録されている。
対処方法:2 インストールクライアントが複数のサーバーの /tftpboot または /rplboot ディレクトリに登録されていないか調べます。複数のサーバーに登録されている場合は、インストールに使用するインストールサーバー(またはブートサーバー)以外のサーバーの /tftpboot または /rplboot ディレクトリから登録を削除します。
原因:3 あるサーバーの /etc/bootparams ファイルにこのインストールクライアントのエントリがあり、別のサーバーの /etc/bootparams ファイルに、以下に示すようにすべてのシステムがプロファイルサーバーにアクセスできるように記述している。
* install_config=profile_server:path
このエラーは、NIS または NIS+ の bootparams テーブルにこのような行が存在していても発生する。
対処方法:3 ネームサービスの bootparams マップまたはテーブルに * install_config= などのワイルドカードを使った登録がある場合は、その登録を削除し、削除したのと同じ行をブートサーバーの /etc/bootparams ファイルに追加します。
No network boot server. Unable to install the system. See installation instructions. (SPARC システムのみ)
このエラーは、ネットワークからインストールしようとしているシステムで発生する。このシステムは、適切に設定されていない。
対処方法:ネットワークを介してインストールするようにシステムが適切に設定されているか確認します。CD イメージを使用してネットワークからインストールするシステムを追加するを参照してください。
prom_panic: Could not mount file system(SPARC システムのみ )
このエラーはネットワークから Solaris 9 をインストールしようとしてブートソフトウェアが次のものを見つけられない場合に発生します。
Solaris 9 DVD またはインストールサーバー上の Solaris 9 DVD イメージコピー
Solaris 9 SOFTWARE 1 of 2 CD または インストールサーバー上の Solaris 9 SOFTWARE 1 of 2 CD イメージコピー
インストール用のソフトウェアがマウントされ共有されるように設定してあることを確認します。
インストールサーバーの DVD-ROM または CD-ROM ドライブから Solaris 9 をインストールする場合は、Solaris 9 DVD または Solaris 9 SOFTWARE 1 of 2 CD が CD-ROM ドライブに挿入されてマウントされていること、および /etc/dfs/dfstab ファイルで共有されるように設定してあることを確認します。
インストールサーバーのディスク上にある Solaris 9 DVD イメージまたは Solaris 9 SOFTWARE 1 of 2 CD イメージのコピーからインストールする場合は、そのコピーのディレクトリパスが /etc/dfs/dfstab ファイル内で共有されていることを確認します。
setup_install_server(1M) のマニュアルページを参照してください。
Timeout waiting for ARP/RARP packet...(SPARC システムのみ)
1 クライアントはネットワークを介してブートしようとしているが、認識してくれるシステムを見つけることができない。
対処方法:1 システムのホスト名が NIS または NIS+ のネームサービスに登録されていることを確認します。また、ブートサーバーの /etc/nsswitch.conf ファイル内の bootparams の検索順序を確認します。
たとえば、/etc/nsswitch.conf ファイル内にある次の行は、JumpStart または Solaris suninstall プログラムが最初に NIS マップから bootparams 情報を探すことを示しています。ここで情報が見つからない場合、JumpStart プログラムまたは Solaris suninstall プログラムはブートサーバーの /etc/bootparams ファイルを調べます。
bootparams: nis files原因:
2 クライアントの Ethernet アドレスが不正である。
対処方法:2 インストールサーバーの /etc/ethers ファイルに登録されているクライアントの Ethernet アドレスが正しいか調べます。
原因:3 カスタム JumpStart インストールでは、特定のサーバーをインストールサーバーとして使用するようにプラットフォームグループを add_install_client コマンドによって指定します。add_install_client を使用する際に不正な構成値を使用すると、この問題が発生します。たとえば、インストールしたいマシンが sun4u であるのに誤って sun4m と指定した場合などが考えられます。
対処方法:3 正しい構成値を使用して add_install_client を実行し直します。
ip: joining multicasts failed on tr0 - will use link layer broadcasts for multicast (x86 システムのみ)
トークンリングカードを使用してシステムをブートすると、このエラーメッセージが表示される。Ethernet のマルチキャストとトークンリングのマルチキャストの動作は異なる。ドライバはこのエラーメッセージを返して、マルチキャストアドレスが無効なことを知らせる。
対処方法:このエラーメッセージは無視してください。マルチキャストがうまく動作しなければ、IP は代わりにレイヤーブロードキャストを使用し、インストールは失敗しません。
Requesting Internet address for Ethernet_Address (x86 システムのみ)
クライアントはネットワークを介してブートしようとしているが、認識してくれるシステムを見つけることができない。
対処方法:システムのホスト名がネームサービスに登録されていることを確認します。システムのホスト名が NIS または NIS+ のネームサービスに登録されているのに、システムがこのエラーメッセージを表示し続ける場合は、リブートしてください。
RPC: Timed out No bootparams (whoami) server responding; still trying... (x86 システムのみ)
クライアントはネットワークからブートしようとしているが、インストールサーバー上の /etc/bootparams ファイルにエントリを持つシステムを見つけることができない。
対処方法:インストールサーバー上で add_install_client を実行します。これにより /etc/bootparams ファイルに適切なエントリが追加され、クライアントはネットワークからブートできます。
Still trying to find a RPL server... (x86 システムのみ)
システムはネットワークからブートしようとしているが、サーバーではこのシステムをブートするように設定されていない。
対処方法:インストールサーバー上で、インストールするシステム用に add_install_client を実行します。add_install_client コマンドは、必要なネットワークブートプログラムを含む /rplboot ディレクトリを設定します。
このクライアントが登録された /etc/bootparams エントリと /etc/ethers エントリが別のシステム上に存在する。
対処方法:ネームサーバー上で、インストール中のシステムに対する /etc/bootparams エントリを更新します。このエントリは、次の構文に従う必要があります。
install_system root=boot_server:path install=install_server:path
また、サブネット内で複数のサーバーの bootparams ファイルにインストールクライアントが登録されてないか確認します。
インストールサーバーを設定して、ネットワークを介して Solaris 9 をインストールするようにシステムを構成しても、システムをブートできない。(SPARC システムのみ)
tftpd がインストールサーバー上で動作していない可能性があります。
対処方法:tftpd デーモンがインストールサーバーで実行されていることを確認します。次のコマンドを入力します。
# ps -ef | grep tftpd |
このコマンドを入力しても tftpd デーモンが実行されていることを示す行が表示されない場合は、/etc/inetd.conf ファイルを編集して、次に示す行からコメント文字 (#) を削除します。
# tftp dgram udp wait root /usr/sbin/in.tftpd in.tftpd \ -s /tftpboot
この変更を行なった後、システムをリブートしてください。