次のパラメータは変更または修正されました。
1 から 2048
変更後:
/etc/system ファイルに設定されていない場合は、物理メモリーに基いて、1 から 2048。
/etc/system ファイルに設定されている場合は、1 から 4096。
200、tune_t_minarmem + 100、[ブート時に使用可能なメモリーの 10%] 、のうちで最も大きいもの
変更後:
tune_t_minarmem + 100 か、ブート時に使用可能なメモリーの 4% + 4M バイト (大きい方)
デフォルト値から物理メモリーの 20% 以内。システムは、「検査」の項目で記述されていなければ、この範囲を強制しません。
変更後:
システムが強制する最小値は tune_t_minarmem + 100。最大値はありません。
はい。ただしメモリーの追加や削除を伴う動的再構成が行われると、動的に変更した値は無効になります。その時点でこの値は、/etc/system ファイルに指定された値か、計算された値にリセットされます。
200、tune_t_minarmem + 100、[使用可能なメモリーの 10%]、/etc/system からの値の中で最も大きいもの。/etc/system からの値が増やされても、メッセージは表示されません。ブート時にのみ行われます。
変更後:
/etc/system ファイルで指定された値、またはデフォルトで計算された値が tune_t_minarmem + 100 よりも小さい場合、この値は tune_t_minarmem + 100 へリセットされます。
/etc/system ファイルからの値が増やされても、メッセージは表示されません。 ブート時とメモリーの追加または削除を伴なう動的再構成が行われた場合のみ実行されます。
メモリーのロック要求や、SHARE_MMU フラグを指定した共有メモリーセグメントへの接続が失敗したが、使用可能なメモリーが十分ありそうな場合。32G バイトシステムで、メモリーの 10% を空き状態に維持することは過剰である場合があります。
値が大きすぎると、メモリーロック要求が不必要に失敗する可能性があります。
変更後:
メモリーのロック要求や、SHARE_MMU フラグを指定した共有メモリーセグメントへの接続が失敗したが、使用可能なメモリーが十分ありそうな場合。
値が大きすぎると、メモリーロック要求が不必要に失敗する可能性があります。
Solaris 9 以前のリリースでは次の箇所が変更となっています。
1024
変更後:
65,536
次の箇所が Solaris 9 8/03 リリースで変更されました。このセクションは、第 2 章「Solaris カーネルのチューニング可能パラメータ」の「一般的なパラメータ」へ移動しました。
M バイト
変更後:
8K バイトのページ
0 から 32,767
変更後:
物理メモリーの 0 から 50%
1 つのプロセスで作成できる共有メモリーセグメントの制限数
変更後:
1 つのプロセスで接続できる共有メモリーセグメントの制限数。
作成できる System V 共有メモリーセグメントの最大サイズ。このパラメータは、システムが要求されたメモリーセグメントを作成するために必要な物理リソースが実際にあるか調べる前に検査される上限値です。
変更後:
作成できる System V 共有メモリーセグメントの最大サイズ。このパラメータは、システムが要求されたメモリーセグメントを作成するために必要な物理リソースが実際にあるか調べる前に検査される上限値です。
サイズが 0 の共有メモリーセグメントや、指定した値より大きいサイズの共有メモリーセグメントを作成しようとすると、 EINVAL エラーとなります。
1,048,576
変更後:
8,388,608
次の箇所が Solaris 9 8/03 リリースで変更されました。
作成できる System V 共有メモリーセグメントの最大サイズ。このパラメータは、システムが要求されたメモリーセグメントを作成するために必要な物理リソースが実際にあるか調べる前に検査される上限値です。
サイズが 0 の共有メモリーセグメントや、指定した値より大きいサイズの共有メモリーセグメントを作成しようとすると、 EINVAL エラーとなります。
変更後:
作成できる System V 共有メモリーセグメントの最大サイズ。このパラメータは、アプリケーションが要求されたメモリーセグメントを作成するために必要な物理リソースが実際にあるか調べる前に検査される上限値です。
サイズが 0 の共有メモリーセグメントや、指定した値より大きいサイズの共有メモリーセグメントを作成しようとすると、 EINVAL エラーとなります。
このパラメータは、共有メモリーセグメントのサイズとしてオペレーティングシステムが受け付けることができる最大の値だけを指定します。セグメントを作成できるかどうかは、システム上で使用可能なスワップ空間の量に完全に依存します。32 ビットプロセスの場合は、接続されるセグメントのためにプロセスのアドレス空間に十分な容量があるかどうかも影響します。
32 ビットシステムでは 0 から MAXINT、64 ビットシステムでは 0 から MAXINT64
変更後:
32 ビットシステムでは 0 から MAXUINT32、64 ビットシステムでは MAXUINT64
1 から 0 (無制限)
変更後:
0 (無制限) から MAXINT
メモリーの大きなシステム上で NCA を動作させている場合、このパラメータの値を増やしてドライバがキューに入れることのできるパケット数を増やします。サーバーの負荷が大きい場合、このパラメータの値を増やして、パケットがドロップされたりパケット処理が後回しにされることなくモジュールやドライバのデータ処理能力を向上させます。
変更後:
メモリーの大きなシステム上で NCA を動作させている場合、このパラメータの値を増やしてドライバがキューに入れることのできるパケット数を増やします。サーバーの負荷が大きい場合、このパラメータの値を増やして、パケットがドロップされたりパケット処理が後回しにされることなくモジュールやドライバのデータ処理能力を向上させます。
sq_max_size=0 は、ベンチマークやテスト環境だけを意図したものです。
Solaris 8 以降のリリース – 実稼動システムではこのパラメータを 0 に設定しないでください。このパラメータの変更が必要な場合は、この値を徐々に増やしてシステムを監視してください。
Solaris 7 以前のリリース – 実稼動システムではこのパラメータを 0 に設定しないでください。このパラメータの変更が必要な場合は、この値を最大 100 まで徐々に増やしてシステムを監視してください。
変更後:
1 ページまたは物理メモリーの 4% (どちらか大きい方)。
このパラメータは修正されました。次の箇所が変更されました。
バイト
変更後:
ページ
1 ミリ秒から 20 秒
変更後:
1 ミリ秒から 2 時間
このパラメータは修正されました。
詳細は tcp_slow_start_initial を参照してください。
極めて多くの接続要求を受信することがある Web サーバーのようなアプリケーションでは、着信頻度に応じてこのデフォルト値を増やすことができます。
tcp_conn_req_max_q0 と、各ソケットについて保留状態にある接続の最大数との関係は、次のとおりです。
接続要求を受信すると、TCP はまず、受け付けられるのを待っている保留状態の TCP 接続 (3 段階ハンドシェークが終わっている) の数 (N) が、そのリスナーに対する最大数を超えていないかをチェックします。接続数が超えていると、その要求は拒否されます。超えていなければ、TCP は、不完全な保留状態の TCP 接続の数が、N と tcp_conn_req_max_q0 の合計を超えていないかをチェックします。超えていなければ、その要求は受け付けられます。超えていると、最も古い不完全な保留状態の TCP 要求がドロップされます。
変更後:
極めて多くの接続要求を受信することがある Web サーバーのようなアプリケーションでは、着信頻度に応じてこのデフォルト値を増やすことができます。
tcp_conn_req_max_q0 と、各ソケットについて保留状態にある接続の最大数との関係は、次のとおりです。
接続要求を受信すると、TCP はまず、受け付けられるのを待っている保留状態の TCP 接続 (3 段階ハンドシェークが終わっている) の数が、そのリスナーに対する最大数 (N) を超えていないかをチェックします。接続数が超えていると、その要求は拒否されます。超えていなければ、TCP は、不完全な保留状態の TCP 接続の数が、N と tcp_conn_req_max_q0 の合計を超えていないかをチェックします。超えていなければ、その要求は受け付けられます。超えていると、最も古い不完全な保留状態の TCP 要求がドロップされます。
Solaris 9 リリースは sun4d プラットフォームをサポートしません。sun4d のサポート終了に伴ない、次のパラメータが変更されました。