Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

sq_max_size

説明

宛先ストリームのキューが QFULL メッセージを生成する前の syncq の深さ (メッセージ数)

デフォルト

2 メッセージ

範囲

0 (無制限) から MAXINT

動的か

いいえ

どのような場合に変更するか

メモリーの大きなシステム上で NCA を動作させている場合、このパラメータの値を増やしてドライバがキューに入れることのできるパケット数を増やします。サーバーの負荷が大きい場合、このパラメータの値を増やして、パケットがドロップされたりパケット処理が後回しにされることなくモジュールやドライバのデータ処理能力を向上させます。


注 –

sq_max_size=0 は、ベンチマークやテスト環境だけを意図したものです。


Solaris 8 以降のリリース – 実稼動システムではこのパラメータを 0 に設定しないでください。このパラメータの変更が必要な場合は、この値を徐々に増やしてシステムを監視してください。

Solaris 7 以前のリリース – 実稼動システムではこのパラメータを 0 に設定しないでください。このパラメータの変更が必要な場合は、この値を最大 100 まで徐々に増やしてシステムを監視してください。

コミットレベル

変更の可能性あり

変更履歴

詳細については、sq_max_size (Solaris 9 12/02 リリース)を参照してください。