enable コマンドと disable コマンドは、プリンタが待ち行列に入っている印刷要求を印刷するか保留するかを制御します。 プリンタを使用不可にすると、プリンタは待ち行列内の要求の印刷を保留します。ただし、要求はそのまま待ち行列に追加されたままです。 要求が待ち行列に追加されないようにするには、プリンタを設定して印刷要求を拒否させなければなりません。印刷要求の拒否については、印刷要求の受け付けまたは拒否を参照してください。
Solaris プリンタマネージャを使用してプリンタを追加すると、プリンタは有効になり印刷要求を受け付けます。Solaris プリンタマネージャは、それ以上のプリンタ管理は提供しません。
プリンタが使用不可になっている場合は、使用可能にしなければなりません。この状態は、プリンタ障害が起きると発生することがあります。プリンタを使用可能にすると、印刷サービスがそれ以後に印刷待ち行列の要求を拒否しても、待ち行列が空になるまで、印刷待ち行列からの要求が印刷されます。
次の図は、プリンタが使用不可になったときに印刷要求の処理が中断される様子を示しています。