プリンタ情報をネームサービスに追加すると、ネットワークのすべてのシステムからプリンタにアクセスできるようになります。さらに、プリンタに関するすべての情報が一元化されるため、プリンタ管理が一般に簡単になります。
ネームサービス構成 |
プリンタ情報を一元化する方法 |
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ネームサービスを使用する |
プリンタを LDAP、NIS、NIS+、NIS+ (xfn) データベースのどれかに追加すると、プリンタはネットワーク上のすべてのシステムからアクセスできるようになる |
ネームサービスを使用しない |
プリンタを追加しても、プリンタ情報はプリンタサーバーの構成ファイルにしか追加されない。したがって、印刷クライアントがそのプリンタを自動的に認識することはできない。 プリンタを必要とする印刷クライアントにはプリンタ情報を追加する必要がある |
表 2–1 に、印刷関連の主な作業と、印刷作業に利用できるツールを示します。
表 2–1 Solaris 印刷コンポーネントの機能
コンポーネント |
対応するリリース |
グラフィカルユーザーインタフェース |
ネットワークプリンタの設定 |
印刷クライアントとプリンタサーバーの管理 |
LDAP、NIS、NIS+、NIS+ (xfn) の使用 |
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Solaris プリンタマネージャ |
Solaris 9 および互換バージョンおよび Solaris Easy Access Server 3.0 |
あり |
できる |
できる |
できる |
Admintool |
Solaris 9 および互換バージョン |
あり |
できない |
できる |
できない |
LP コマンド |
Solaris 9 および互換バージョン |
なし |
できる |
できる |
できる |
表 2-1 を使用して、各ネットワーク環境に最適な印刷ツールを決めてから、プリンタの設定情報について第 4 章「プリンタの設定手順 (手順)」 を参照してください。
印刷構成作業のほとんどは Solaris プリンタマネージャで完了設定できます。ただし、インタフェーススクリプトの作成や独自フィルタの追加など、特別な必要がある場合は、LP 印刷サービスコマンドを使用します。 LP コマンドは、Solaris プリンタマネージャの元となるコマンドです。LP コマンドで印刷管理作業をする方法については、第 5 章「プリンタの管理 (手順)」で説明しています。