64 ビット Solaris リリースを UltraSPARC システムにインストールすると、次のどの条件も該当しない場合は、64 ビットカーネルが自動的にブートされます。
64 ビットカーネルをブートするのに、UltraSPARC システムに FLASH PROM アップグレードが必要な場合があります。UltraSPARC システムにファームウェアのアップグレードが必要かどうかを知るには、ハードウェアメーカーの資料を参照してください。
Open Boot PROM の boot-file パラメータに kernel/unix が設定されています。64 ビットカーネルのブートができない場合に、このパラメータがそのように設定されているなら設定を解除してシステムをリブートします。
64 ビット Solaris のすべての構成要素がシステムに完全にインストールされ、正しいファームウェアがインストールされていても、UltraSPARC システムによっては、デフォルトで 64 ビット Solaris カーネルがブートされない場合があります。64 ビット Solaris カーネルがブートされなければ、64 ビットアプリケーションを実行することはできません。
この問題の詳細や 64 ビット Solaris カーネルのブートをデフォルトで有効にする方法については、boot(1M) のマニュアルページを参照してください。
システムがどの Solaris カーネルを実行しているかを知るには、isainfo -kv コマンドが常に使用できます。
$ isainfo -kv 64-bit sparcv9 kernel modules |
この例では、64 ビット Solaris カーネルが実行されています。
32 ビット Solaris システムで 64 ビット Solaris オペレーティング環境をブートすることはできません。