Solaris のシステム管理 (基本編)

SPARC: クラッシュダンプを強制してシステムをリブートする

場合によっては、障害追跡の目的でクラッシュダンプを強制実行し、システムをリブートする必要があります。デフォルトでは、savecore 機能を使用できます。

システムのクラッシュダンプについては、『Solaris のシステム管理 (上級編)』の「システムクラッシュ情報の管理 (手順)」を参照してください。

SPARC: クラッシュダンプを強制してシステムをリブートする方法

savecore 機能が使用できる場合は、次の手順に従ってクラッシュダンプを強制実行し、システムをリブートします。

  1. システムのアボートキーシーケンスを入力します。

    アボートキーシーケンスは、キーボードのタイプによって異なります。たとえば、Stop + A または L1 + A を押します。端末では、Break キーを押します。

    ok PROM プロンプトが表示されます。

  2. ファイルシステムを同期させ、クラッシュダンプを書き出します。


    > n
    ok sync
    

    クラッシュダンプがディスクに書き出されると、システムはそのままリブートします。

  3. システムが実行レベル 3 になっていることを確認します。

    ブートプロセスが正常に終了すると、ログイン画面かログインプロンプトが表示されます。


    hostname console login:

SPARC: 例 — クラッシュダンプを強制してシステムをリブートする


<Stop + A を押す>
ok sync