Solaris のシステム管理 (基本編)

SCSI デバイスに関する情報を表示する方法

次の手順では、SCSI コントローラ c0c1、およびコントローラに接続されたデバイスを例として使用して、cfgadm コマンドを使用して表示可能なデバイス構成情報を示します。


注 –

SCSI デバイスが cfgadm コマンドでサポートされていない場合、その SCSI デバイスは cfgadm コマンドの出力には表示されません。


  1. スーパーユーザーになります。

  2. システムの接続点についての情報を表示します。


    # cfgadm -l
    Ap_Id                Type         Receptacle   Occupant     Condition
    c0                   scsi-bus     connected    configured   unknown
    c1                   scsi-bus     connected    configured   unknown

    この例では、c0c1 は 2 つの SCSI コントローラを表しています。

  3. システムの SCSI コントローラとこれらに接続されているデバイスについての情報を表示します。


    # cfgadm -al 
    Ap_Id                Type         Receptacle   Occupant     Condition
    c0                   scsi-bus     connected    configured   unknown
    c0::dsk/c0t0d0       disk         connected    configured   unknown
    c0::rmt/0            tape         connected    configured   unknown
    c1                   scsi-bus     connected    configured   unknown
    c1::dsk/c1t3d0       disk         connected    configured   unknown
    c1::dsk/c1t4d0       unavailable  connected    unconfigured unknown

    注 –

    cfgadm -l コマンドは、SCSI デバイスではなく、SCSI HBA についての情報を表示します。ディスクやテープなどの SCSI デバイスについての情報を表示するには、cfgadm -al コマンドを使用してください。


次の手順では、SCSI 接続点だけが表示されます。画面に表示される接続点はシステムによって異なります。