Solaris のシステム管理 (基本編)

不要になったスワップ空間を削除する方法

  1. スーパーユーザーになります。

  2. スワップ空間を削除します。


    # /usr/sbin/swap -d /path/filename
    

    スワップファイル名が削除されるので、スワッピングに使用できなくなります。ファイルそのものは削除されません。

  3. /etc/vfstab ファイルを編集して、スワップファイルのエントリを削除します。

  4. 他の目的に使用できるようにディスク領域を復元します。


    # rm /path/filename
    

    スワップ空間がファイルの場合は削除します。また、スワップ空間が別のスライスに入っていて、不要なことがわかっている場合は、新しいファイルシステムを作成してマウントします。

    ファイルシステムのマウントについては、第 40 章「ファイルシステムのマウントとマウント解除 (手順)」を参照してください。

  5. 削除したスワップファイルが使用できなくなっていることを確認します。


    # swap -l
    

例 — 不要になったスワップ空間を削除する

次の例は、/files/swapfile スワップファイルを削除する方法を示しています。


# swap -d /files/swapfile
# (削除したスワップエントリを /etc/vfstab ファイルから削除する)
# rm /files/swapfile
# swap -l
swapfile             dev  swaplo  blocks   free
/dev/dsk/c0t0d0s1   136,1      16 1638608 1600528