Solaris のシステム管理 (基本編)

EFI ラベル付きディスクの複製

以前の Solaris リリースでは、ディスク全体がスライス 2 (s2) で表されていました。dd コマンドを使って、ディスクを複製またはコピーできます。このコマンドは、次のように入力します。


dd if=/dev/rdsk/c0t0d0s2 of=/dev/rdsk/c0t2d0s2 bs=128k

ここでは、複製後のディスクに一意の UUID を割り当てる必要があります。したがって、1T バイトを超えるサイズのディスクの複製 (コピー) 方法が若干異なります。たとえば、次のようになります。

  1. dd コマンドを使って EFI ラベル付きディスクを複製します。


    # dd if=/dev/rdsk/c0t0d0 of=/dev/rdsk/c0t2d0 bs=128k
    
  2. 複製対象のディスクの prtvtoc 出力を fmthard コマンドにパイプして、複製済みディスク用の新しいラベルを作成します。


    # prtvtoc /dev/rdsk/c0t0d0 | fmthard -s - /dev/rdsk/c0t2d0
    

注意 – 注意 –

複製済みディスク用の新しいラベルは、必ず作成してください。作成しないと、その他のソフトウェア製品によって UUID の重複が検出された時点で、EFI ラベル付きディスクのデータが破壊されることがあります。