次の表に、Solaris 管理ツールと同じ機能を備えたコマンドを示します。これらのコマンドを使用する場合は、スーパーユーザーになるか、それと同等の役割を引き受ける必要があります。コマンドの中には、ローカルシステム専用のものもあります。また、ネームサービス環境で動作するものもあります。それぞれのマニュアルページで、 -D オプションを参照してください。
表 1–6 Solaris 管理コマンドの説明|
コマンド |
説明 |
マニュアルページ |
|---|---|---|
|
smc |
Solaris 管理コンソールを起動する |
smc(1M) |
|
smcron |
crontab ジョブを管理する |
smcron(1M) |
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smdiskless |
ディスクレスクライアントサポートを管理する |
smdiskless(1M) |
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smexec |
exec_attr データベースのエントリを管理する |
smexec(1M) |
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smgroup |
グループエントリを管理する |
smgroup(1M) |
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smlog |
WBEM ログファイルを管理/表示する |
smlog(1M) |
|
smmultiuser |
複数のユーザーアカウントに対する一括操作を管理する |
smmultiuser(1M) |
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smosservice |
OS サービスとディスクレスクライアントサポートを追加する |
smosservice(1M) |
|
smprofile |
prof_attr および exec_attr データベースのプロファイルを管理する |
smprofile(1M) |
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smrole |
役割アカウントの役割とユーザーを管理する |
smrole(1M) |
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smserialport |
シリアルポートを管理する |
smserialport(1M) |
|
smuser |
ユーザーエントリを管理する |
smuser(1M) |
次の表は、コマンド行から RBAC を管理するためのコマンドです。これらのコマンドを使用する場合は、スーパーユーザーになるか、それと同等の役割を引き受ける必要があります。なお、これらのコマンドは、ネームサービス環境で RBAC 情報を管理する場合には使用できません。
表 1–7 RBAC コマンドの説明|
コマンド |
説明 |
参照ページ |
|---|---|---|
|
auths |
ユーザーに付与されている権限を表示する |
auths(1) |
|
profiles |
ユーザーの実行プロファイルを表示する |
profiles(1) |
|
roleadd |
システムに新しい役割を追加する |
roleadd(1M) |
|
roles |
ユーザーに付与されている役割を表示する |
roles(1) |
次の表は、コマンド行からユーザー、グループ、RBAC 機能を管理するためのコマンドです。これらのコマンドを使用する場合は、スーパーユーザーになるか、それと同等の役割を引き受ける必要があります。なお、これらのコマンドは、ネームサービス環境でユーザーやグループの情報を管理する場合には使用できません。
表 1–8 Solaris ユーザー/グループコマンドの説明|
コマンド |
説明 |
参照ページ |
|---|---|---|
|
useradd、usermod、 userdel |
ユーザーを追加、変更、削除する |
useradd(1M)、usermod(1M)、userdel(1M) |
|
groupadd、 groupmod、groupdel |
グループを追加、変更、削除する |
groupadd(1M)、groupmod(1M)、groupdel(1M) |