Solaris のシステム管理 (基本編)

Solaris 9 システム管理コマンド

次の表に、Solaris 管理ツールと同じ機能を備えたコマンドを示します。これらのコマンドを使用する場合は、スーパーユーザーになるか、それと同等の役割を引き受ける必要があります。コマンドの中には、ローカルシステム専用のものもあります。また、ネームサービス環境で動作するものもあります。それぞれのマニュアルページで、 -D オプションを参照してください。

表 1–6 Solaris 管理コマンドの説明

コマンド 

説明 

マニュアルページ 

smc

Solaris 管理コンソールを起動する 

smc(1M)

smcron

crontab ジョブを管理する

smcron(1M)

smdiskless

ディスクレスクライアントサポートを管理する 

smdiskless(1M)

smexec

exec_attr データベースのエントリを管理する

smexec(1M)

smgroup

グループエントリを管理する 

smgroup(1M)

smlog

WBEM ログファイルを管理/表示する 

smlog(1M)

smmultiuser

複数のユーザーアカウントに対する一括操作を管理する  

smmultiuser(1M)

smosservice

OS サービスとディスクレスクライアントサポートを追加する  

smosservice(1M)

smprofile

prof_attr および exec_attr データベースのプロファイルを管理する

smprofile(1M)

smrole

役割アカウントの役割とユーザーを管理する 

smrole(1M)

smserialport

シリアルポートを管理する 

smserialport(1M)

smuser

ユーザーエントリを管理する 

smuser(1M)

次の表は、コマンド行から RBAC を管理するためのコマンドです。これらのコマンドを使用する場合は、スーパーユーザーになるか、それと同等の役割を引き受ける必要があります。なお、これらのコマンドは、ネームサービス環境で RBAC 情報を管理する場合には使用できません。

表 1–7 RBAC コマンドの説明

コマンド 

説明 

参照ページ 

auths

ユーザーに付与されている権限を表示する 

auths(1)

profiles

ユーザーの実行プロファイルを表示する 

profiles(1)

roleadd

システムに新しい役割を追加する 

roleadd(1M)

roles

ユーザーに付与されている役割を表示する 

roles(1)

次の表は、コマンド行からユーザー、グループ、RBAC 機能を管理するためのコマンドです。これらのコマンドを使用する場合は、スーパーユーザーになるか、それと同等の役割を引き受ける必要があります。なお、これらのコマンドは、ネームサービス環境でユーザーやグループの情報を管理する場合には使用できません。

表 1–8 Solaris ユーザー/グループコマンドの説明

コマンド 

説明 

参照ページ 

useraddusermod userdel

ユーザーを追加、変更、削除する 

useradd(1M)usermod(1M)userdel(1M)

groupadd groupmodgroupdel

グループを追加、変更、削除する 

groupadd(1M)groupmod(1M)groupdel(1M)