Solaris のシステム管理 (基本編)

例 — サイト初期設定ファイル

次のサイト初期設定ファイルの例では、ユーザーは特定のバージョンのアプリケーションを選択できます。

# @(#)site.login
main: 
echo "Application Environment Selection"
echo ""
echo "1. Application, Version 1"
echo "2. Application, Version 2"
echo "" 
echo -n "Type 1 or 2 and press Return to set your 
application environment: " 
 
set choice = $<	
 
if ( $choice !~ [1-2] ) then 
goto main 
endif 
 
switch ($choice) 
case "1": 
setenv APPHOME /opt/app-v.1 
breaksw 
 
case "2": 
setenv APPHOME /opt/app-v.2 
endsw

次のようにして、このサイト初期設定ファイルをユーザーの .cshrc ファイル (C シェルユーザーのみ使用可能) で参照させることができます。


source /net/server2/site-init-files/site.login

この行では、サイト初期設定ファイルは site.login という名前で、server2 という名前のサーバー上にあります。また、自動マウンタがユーザーのシステムで実行されていることを前提としています。