Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)

ポインタレコード (PTR)

例 5–31に、PTR リソースレコードの構文を示します。


例 5–31 PTR レコードの書式


 special-name	[optional TTL]  class	 PTR-real-name

ポインタレコードを使用すると、特殊な名前でドメイン内の他の場所を指すことができます。次の例では、アドレス (特殊な名前) を実名に変換するために、PTR は主に in-addr.arpa. レコードで使用されます。アドレスを解釈するときはドメインが完全指定であれば、指定する必要があるのはマシンの識別番号だけです。PTR の名前は、ゾーンに対して一意である必要があります。例 5–32PTR レコードでは、特殊なドメイン in-addr.arpa. に対して逆ポインタを設定します。


例 5–32 PTR リソースレコードの例


;special name   [TTL]	class	PTR-real-name
1			IN	PTR sirius.doc.com.