nisplusLDAPbindTimeout
nisplusLDAPmodifyTimeout
nisplusLDAPaddTimeout
nisplusLDAPdeleteTimeout
上のパラメータ (順番に、ldap bind、modify、add、および delete 操作) でタイムアウトを設定します。これらの属性は通常、デフォルトのままにしておきます。
nisplusLDAPsearchTimeout
nisplusLDAPsearchTimeLimit
上のパラメータには、LDAP 検索処理のタイムアウトを設定します。下のパラメータでは、サーバー側の検索時間制限を要求します。nisplusLDAPsearchTimeLimit では、LDAP サーバーが検索要求に使用する時間を制御します。このため、nisplusLDAPsearchTimeLimit には nisplusLDAPsearchTimeout 以上の値を設定してください。NIS+ サーバー、LDAP サーバー、および 2 つのサーバー間の接続のパフォーマンスに応じて、検索制限をデフォルト値より大きくしなければならないことがあります。rpc.nisd から送信されたタイムアウトに関するシステムログメッセージを基にして、これらの値を大きくするかどうかを判断します。
nisplusLDAPsearchSizeLimit
このパラメータでは、LDAP 検索要求に対して返される LDAP データ量に対する制限を要求します。デフォルトでは、制限は要求しません。この制限は、サーバー側に適用されます。LDAP サーバーでは、最大データ量に対して制限を適用することがあります。データ量の制限は、使用されているプロキシユーザー (バインド DN) に関連づけられることがあります。最も大きいコンテナに対して十分なデータが送信されるように、LDAP サーバーで rpc.nisd を設定してください。ただし、最も大きなコンテナの場所は、環境によって異なります。多くの場合、passwd.org_dir、mail_aliases.org_dir、または netgroup.org_dir のコンテナが使用されます。詳細については、LDAP サーバーのマニュアルを参照してください。
nisplusLDAPfollowReferral
このパラメータには、LDAP の処理中に別の LDAP サーバーへの参照が発生したときに、実行する処理を指定します。デフォルトでは、参照は行いません。参照を希望するか必要な場合は、参照を有効にします。参照は便利ですが、参照要求が発生するたびに rpc.nisd と複数の LDAP サーバーが対話する必要があるため、処理速度が遅くなることがあります。rpc.nisd には通常、発行する可能性のあるすべての LDAP 要求を処理できる LDAP サーバーを直接指定してください。