Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

監査クラスの追加方法

監査クラスは、/etc/security/audit_class ファイルに定義されます。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

  2. (省略可能) audit_class ファイルのバックアップコピーを保存します。


    # cp /etc/security/audit_class /etc/security/audit_class.save
    
  3. audit_class ファイルに新しいエントリを追加します。

    各エントリの書式は次のとおりです。


    0xnumber:name:description
    
    0x

    number が 16 進であることを示す

    number

    一意の監査クラスマスクを定義する

    name

    監査クラスの 2 文字の名前を定義する

    description

    監査クラスの記述名を定義する

  4. BSM サービスで新しいデータが使用できるようにします。

    新しいデータを使用するには、システムをリブートするか、次のコマンドを入力します。


    # auditconfig -conf
    

例 — 新しい監査クラスを設定する

この例では、次のようなエントリを audit_class ファイルに追加します。このエントリによって、ta という名前の新しい監査クラスが作成されます。


0x01000000:ta:test application