Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

監査イベントの追加方法

監査イベントの定義は、/etc/security/audit_event ファイルに格納されます。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

  2. (省略可能) audit_event ファイルのバックアップコピーを保存します。


    # cp /etc/security/audit_event /etc/security/audit_event.save
    
  3. audit_event ファイルに新しいエントリを追加します。

    各エントリの書式は次のとおりです。


    number:name:description:classes
    
    number

    一意の監査イベント番号を定義する。32767 以降の番号を指定する

    name

    一意の監査イベント名を定義する

    description

    監査イベントの説明を記述する。監査イベントのマニュアルページ名が含まれることが多い

    classes

    このイベントを含む監査クラスを選択する

  4. 監査デーモンで新しいデータが使用できるようにします。

    新しいデータを使用するには、システムをリブートするか、次のコマンドを入力します。


    # auditconfig -conf
    

例 — 新しい監査イベントを追加する

この例のエントリは、ローカルアプリケーションの新しい監査イベントを定義しています。


# grep localapp /etc/security/audit_event
32768:AUE_localapp:localapp(1):ta