Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

例 — not_terminated 監査ファイルを整理する

監査ファイルが開いている状態で監査デーモンが終了してしまうことがあります。また、サーバーがアクセス不能になって、強制的に別のサーバーに切り替わってしまうことがあります。このような場合、その監査ファイルは監査レコードとして使用されなくなりますが、監査ファイルの終了時刻として文字列 not_terminated が付いたままになります。このようなファイルが見つかった場合、ファイルが使用されていないことを手動で確認します。開いたままのファイルを整理するには、正しいオプションを使用してファイル名を指定します。


# audit -s
19990414121112.not_terminated.egret
# auditreduce -O egret 19990413120429.not_terminated.egret

audit コマンドは、現在の監査ファイル名を確認します。auditreduce コマンドは、正しいファイル名と正しいタイムスタンプを持つ新しい監査ファイルを作成します。正しいファイル名には、正しい接尾辞 (egret) が含まれます。auditreduce は、すべてのレコードをこのファイルにコピーします。