/usr/lib/libxml2.so.2 ライブラリを使用するアプリケーションは、xmlValidateDocument() 関数が使用されると、ときどきコアダンプが発生して失敗する可能性があります。この問題は、 xmlValidateDocument() 関数で検定されたドキュメントに関してライブラリ内でスタック超過が発生したことによるものです。
この問題は、Solaris 9 4/03 リリースよりも前のリリースの libxml2 を使ってコードがコンパイルされ、かつ、そのコードが次のいずれかのリリースで実行された場合にのみ発生します。
Solaris 9 4/03
Solaris 9 8/03
Solaris 9 12/03
回避方法: 次のパッチを、すべての Solaris 9 リリースに適用します。
SPARC システムの場合、パッチ番号 114014-07 を適用します。
x86 システムの場合、パッチ番号 114015-07 を適用します。
Solaris 9 4/03、Solaris 9 8/03、または Solaris 9 12/03 リリースを使用して、システム上の libxml2.so を使ってコンパイルされたアプリケーションは、 libxml2.so の機能テストマクロが使用された場合は、再コンパイルする必要があります。 Solaris ソフトウェアに含まれている libxml2.so のバージョンは、バイナリに互換性がないために、 2.4.23 に戻されています。 このバイナリの非互換性の問題は、libxml2 のバージョン 2.5.4 に存在しました。