次のサンプルファイルは、rules ファイル内のルールをいくつか示しています。各行には、ルールキーワードとそのキーワードに有効な値があります。JumpStart プログラムは、rules ファイルを上から下へ走査します。
ルールキーワードと値を既知のシステムに対応付けることができた場合、JumpStart プログラムは profile フィールドに示されているプロファイルによって指定されている Solaris ソフトウェアをインストールします。
# rule keywords and rule values begin script profile finish script # ----------------------------- ------------ -------- ------------- hostname eng-1 - basic_prof - network 192.43.34.0 && !model \ 'SUNW,SPARCstation-20' - net_prof - model SUNW,SPARCstation-LX - lx_prof complete network 193.144.2.0 && karch i86pc setup x86_prof done memsize 64-128 && arch i386 - prog_prof - any - - generic_prof - |
この例で使用されているキーワードと値の一部について、次のリストで説明します。
このルールは、システムのホスト名が eng-1 の場合に一致します。basic_prof プロファイルは、ルールに一致するシステムに Solaris ソフトウェアをインストールするために使用されます。
このルールは、システムがサブネット 192.43.34.0 にあって、SPARCstationTM 20 (SUNW, SPARCstation-20) ではない場合に一致します。net_prof プロファイルは、このルールに一致するシステムに Solaris ソフトウェアをインストールするために使用されます。このルールは、rules ファイルの構文に説明されているルールラップの例も示しています。
このルールは、システムが SPARCstation LX である場合に一致します。lx_prof プロファイルと complete 終了スクリプトは、このルールに一致するシステムに Solaris ソフトウェアをインストールするために使用されます。
このルールは、システムが 193.144.2.0 にあって、x86 ベースのシステムである場合に一致します。setup 開始スクリプト、x86_prof プロファイル、および done 終了スクリプトは、このルールに一致するシステムに Solaris ソフトウェアをインストールするために使用されます。
このルールは、システムに 64 〜 128M バイトのメモリーがあって、x86 システムである場合に一致します。prog_profプロファイルは、このルールに一致するシステムに Solaris ソフトウェアをインストールするために使用されます。
このルールは、上記のルールに一致しなかったすべてのシステムに一致します。generic_prof プロファイルは、このルールに一致するシステムに Solaris ソフトウェアをインストールするために使用されます。any を使用する場合は、この値を常に rules ファイルの最後のファイルとして使用する必要があります。