Service パーティションの存在しないシステム上に Solaris 9 オペレーティング環境をインストールすると、インストールプログラムがデフォルトで Service パーティションを作成しない場合があります。Solaris のパーティションとして同じディスクに Service パーティションを作成する場合は、Solaris 9 オペレーティング環境をインストールする前に Service パーティションを再作成する必要があります。
Solaris 8 2/02 オペレーティング環境を Sun LX50 システムにインストールする場合、インストールプログラムが Service パーティションを保持しない可能性があります。Service パーティションを保持するように fdisk ブートパーティションレイアウトを手動で編集しなかった場合、インストールプログラムはインストール時に Service パーティションを削除します。
Solaris 8 2/02 オペレーティング環境のインストール時に Service パーティションの保持を明示的に指定しなかった場合、Service パーティションの再作成および Solaris 9 オペレーティング環境へのアップグレードを実行できない可能性があります。
Solaris パーティションを含むディスクに Service パーティションを含めたい場合、次のいずれかの方法を選択してください。
Solaris Web Start インストールプログラムを使用して、Solaris 9 INSTALLATION CD からインストールする場合、次の手順を実行します。
ディスクの内容を削除します。
インストールする前に、Sun LX50 Diagnostics CD を使用して Service パーティションを作成します。
Service パーティションの作成方法の詳細は、『Sun LX50 Server User's Manual』および http://cobalt-knowledge.sun.com の Sun LX50 の Knowledge Base を参照してください。
Solaris 9 INSTALLATION CD を CD-ROM ドライブに挿入します。
Solaris 9 オペレーティング環境のインストールを開始します。
インストールプログラムが Service パーティションを検出すると、次のメッセージが表示されます。
デフォルトでは、ブートディスクの空いている領域に、x86 Boot パーティションと Solaris パーティションが配置されます。サービス fdisk パーティションが 存在する場合は、デフォルトで保持されます。 継続するには次のいずれかを選択してください: 1) デフォルトのディスク配置を使用する 2) fdisk を実行し、ディスクを手動で編集する 3) 終了する 選択してください: [ ] |
「1」を入力して、デフォルトのレイアウトを使用します。
インストールプログラムにより、Service パーティションが保持され、x86 ブートパーティションと Solaris パーティションが作成されます。
Solaris Web Start インストールプログラムにより、Solaris fdisk パーティションから 10 M バイト分の領域を確保して、x86 ブートパーティションが作成されます。このユーティリティを使用すると、既存の fdisk パーティションの変更を防ぐことができます。このパーティションは、手動で作成しないでください。
インストールが完了します。
ネットワークインストールイメージからインストールするか、ネットワーク経由で Solaris 9 DVD からインストールする場合、次の手順を実行します。
ディスクの内容を削除します。
インストールする前に、Sun LX50 Diagnostics CD を使用して Service パーティションを作成します。
Service パーティションの作成方法の詳細は、『Sun LX50 Server User's Manual』および http://cobalt-knowledge.sun.com の Sun LX50 の Knowledge Base を参照してください。
ネットワークからシステムをブートします。
「fdisk パーティションのカスタマイズ」画面が表示されます。
「デフォルト」をクリックし、デフォルトのブートディスクパーティションレイアウトを読み込みます。
インストールプログラムにより、Service パーティションが保持され、x86 ブートパーティションと Solaris パーティションが作成されます。
suninstall プログラムを使用して、Solaris 9 SOFTWARE 1 of 2 CD またはブートサーバー上のネットワークインストールイメージからインストールを実行するには、次の手順を実行します。
ディスクの内容を削除します。
インストールする前に、Sun LX50 Diagnostics CD を使用して Service パーティションを作成します。
Service パーティションの作成方法の詳細は、『Sun LX50 Server User's Manual』および http://cobalt-knowledge.sun.com の Sun LX50 の Knowledge Base を参照してください。
システムをブートします。
インストールプログラムにより、Solaris パーティションの作成方法を選択するよう求められます。
「残りのディスクを使用して Solaris パーティションを配置します」を選択します。
インストールプログラムにより、Service パーティションが保持され、Solaris パーティションが作成されます。
インストールが完了します。