WAN ブートインストールを自動的に実行するには、クライアントの OpenBoot PROM (OBP) が WAN ブートに対応している必要があります。クライアントの OBP が WAN ブートに対応しているかどうかを調べるには、次の手順に従ってください。
クライアント上でスーパーユーザーになります。
システムの実行レベルを 0 (PROM モニターレベル) にします。
# init 0 |
ok プロンプトが表示されます。
ok プロンプトで、WAN ブート対応を表す OBP 構成変数を調べます。
ok printenv network-boot-arguments |
上記のコマンドの出力に変数 network-boot-arguments が表示される場合、OBP は WAN ブートインストールに対応しています。WAN ブートインストールを実行する前に OBP を更新する必要はありません。
上記のコマンドの出力に Unknown option: network-boot-arguments というメッセージが表示される場合、OBP は WAN ブートインストールに対応していません。次のどちらかの作業を実行する必要があります。OBP の更新方法については、システムのマニュアルを参照してください。
クライアントの OBP を更新します。OBP の更新方法については、システムのマニュアルを参照してください。
ローカル CD-ROM ドライブ内の Solaris 9 SOFTWARE CD から WAN ブートインストールを実行します。ローカル CD-ROM ドライブからクライアントをブートする方法については、ローカルの CD メディアを使ったインストールを参照してください。
次のコマンドは、クライアントの OBP が WAN ブートに対応しているかどうかを確認する方法を示しています。
ok printenv network-boot-arguments network-boot-arguments= |
この例では、出力に network-boot-arguments= が表示されているので、クライアントの OBP は WAN ブートに対応しています。