Solaris 9 12/03 オペレーティング環境の概要

SPARC: クラスタ上の遠隔共有メモリーへのアプリケーションインタフェース

Sun Cluster 環境の使用を拡大するアプリケーションを開発する際は、このインタフェースを利用できます。新しい Remote Shared Memory (RSM) API を使用すると、高速クラスタインターコネクトで渡されるメッセージの応答時間が短いアプリケーションをプログラミングすることができます。このようにクラスタに対応したアプリケーションを設計すると、クラスタ化された構成でイベントへの応答に要する時間を大幅に減らすことができます。

この API を使用するには、Sun Cluster 3.0 がインストールされている必要があります。新しいインタフェースを活用するためには、既存の Sun Cluster アプリケーションを変更する必要があります。

詳細は、『プログラミングインタフェース』を参照してください。librsm(3LIB) のマニュアルページおよび『man pages section 3: Extended Library Functions』 (3RSM) のマニュアルページにも、RSM に関する記述が含まれています。