Solaris のシステム管理 (基本編)

署名付きパッチについて

「署名付き」パッチとは、デジタル署名の付いたパッチのことです。有効なデジタル署名付きのパッチは、署名が適用された以降はパッチの変更が行われていないことを保証します。署名付きパッチには、パッチをシステムに追加する前に確認できるデジタル署名が含まれています。このため、パッチのダウンロードやパッチの追加をより安全に行うことができます。

Solaris 2.6、7、8、および 9 リリースのパッチには、デジタル署名が付属しています。デジタル署名のないパッチ (「署名なしパッチ」) もありますが、最終的にはすべてのパッチが「署名付きパッチ」になる予定です。 有効なデジタル署名は、署名が適用された以降にパッチの変更が行われていないことを保証します。

署名付きパッチは Java アーカイブ形式 (JAR) ファイルに格納され、SunSolve OnlineSM から入手できます。

以前の Solaris リリースでは、smpatch コマンドと PatchPro を併用することで、署名付きパッチをシステムに追加できました。smpatch コマンドの使用手順については、smpatch コマンドで署名付きパッチを管理するための準備 (作業マップ)を参照してください。

この Solaris リリースでは、patchadd コマンドを使って署名付きパッチをシステムに追加できます。patchadd コマンドの使用手順については、patchadd コマンドによる署名付きパッチの追加 (作業マップ)を参照してください。

署名付きパッチの概要については、署名付きパッケージおよびパッチを参照してください。