/etc/ftpd/ftpusers には、FTP サーバーへのログインを拒否するユーザーの名前が列挙されています。ログインが試行されると、FTP サーバーは /etc/ftpd/ftpusers ファイルを検査して、そのユーザーからのアクセスを拒否するかどうかを判定します。ユーザーの名前がそのファイルにない場合は、次に /etc/ftpusers ファイルを検査します。
/etc/ftpusers の中にユーザー名に一致するものがあった場合、使用を差し控えるべきファイルで一致するユーザー名が見つかったことを示す syslogd メッセージが書き込まれます。また、このメッセージでは、/etc/ftpusers の代わりに /etc/ftpd/ftpusers を使用することを推薦します。
/etc/ftpusers ファイルのサポートは、本リリースでは推奨されていません。FTP サーバーをインストールする時に /etc/ftpusers ファイルがすでに存在している場合は、/etc/ftpd/ftpusers に移動されます。
詳細は、syslogd(1M)、in.ftpd(1M)、および ftpusers(4) のマニュアルページを参照してください。
root daemon bin sys adm lp uccp nuucp listen nobody noaccess nobody4 |
この例では、ftpusers ファイルの通常のエントリが列挙されています。ユーザー名は /etc/passwd ファイルのエントリに一致します。通常このリストには、スーパーユーザー root、その他の管理に使用するユーザー、システムアプリケーションを示すユーザーが含まれます。
root エントリは、セキュリティ手段の 1 つとして ftpusers に追加されています。デフォルトのセキュリティポリシーでは、root のリモートログインを拒否します。また、/etc/default/loginfile ファイルの CONSOLE エントリとして設定されているデフォルト値も同じポリシーに従っています。login(1) を参照してください。