プログラミングインタフェース

lgrp_latency() の使用法

lgrp_latency() 関数は、ある lgroup の CPU が別の lgroup のメモリーにアクセスするときの応答時間を返します。

#include <sys/lgrp_user.h>
int lgrp_latency(lgrp_id_t from, lgrp_id_t to);

lgrp_latency() 関数は、from 引数で指定した lgroup の CPU が to 引数で指定した lgroup のメモリーにアクセスするときの応答時間を返します。2 つの引数が同じ lgroup を指している場合、lgrp_latency() 関数は、同一 lgroup での応答時間値を返します。


注 –

lgrp_latency() 関数が返す応答時間値は、オペレーティングシステムで定義されたもので、プラットフォーム固有の数値です。 この値は、実際のハードウェアデバイスの応答時間を表しているとは限りません。あるドメイン内部での比較のために使用する数値である場合があります。


無効な lgroup を指定した場合、lgrp_latency() 関数は EINVAL を返します。lgrp_latency() 関数で指定された lgroup ID が存在しないとき、from 引数で指定された lgroup に CPU が存在しないとき、または to 引数で指定された lgroup にメモリーが存在しないときには、lgrp_latency() 関数は ESRCH を返します。